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WELCON

製品情報

WEL-Cool H2C(水素ステーション向け熱交換器)

WEL-Cool H2C(水素ステーション向け熱交換器)

燃料電池車(FCV)は、水素と酸素の化学反応によって発電し、モーターを回して走行します。走行時に排出するのは水だけという、環境にやさしいクリーンな自動車です。
FCVが、従来のガソリン車並みの航続距離を実現するには、限られたスペースの「水素貯蔵タンク」に、十分な量の水素を充填する必要があります。
さらに法令では、FCVへの水素充填を3分以内に完了すること、これを実現するために、水素充填時の供給圧力を70MPaとするよう、定めています。
水素充填の際、FCVの水素貯蔵タンクの温度が上昇します。タンクの破損等事故を防ぐため、タンク内水素温度の上限は85℃までとされていることから、充填時に予め、-40℃程度に冷却した水素を供給する必要があります。当社は、充填前に水素を冷却するための熱交換器(「プレクーラー」とも言います)の標準品である「水素ステーション向け熱交換器 WEL-Cool H2A/H2C」を製造・販売しております。国内で20件以上の、法令認証、実機搭載の実績があります。

高耐圧・高強度、耐食性、小型・軽量

水素ステーション用の熱交換器は、長時間の水素暴露耐性、高耐圧(約100MPa:メガパスカル) を実現すると同時に小型化、安全性、経済性を加味した設計が求められます。
高圧ガス保安協会指定の耐水素脆化材料である、ニッケル高含有316Lステンレス鋼を使用し、また弊社独自のマイクロチャンネル流路を用い、高い熱交換性能と製品の小型化を実現しました。
また、2019年3月には、欧州にて水素ステーション向け高圧機器製品に適用される規定「欧州圧力機器指令, PED:Puressure Equipment Directive」を所管する審査機関より、認証を獲得しました。

製作例

WEL-Cool H2A

WEL-Cool H2C

新流路構造の採用により体積比で56%に小型化、環境に合わせて使いやすい接手設計

第一世代"WEL-Cool®H2A"から、第二世代"WEL-Cool®H2C"へ。H2Cは、H2Aと比較してサイズ、重量を約半減、クーラントの使用流量も前世代と比較し低減を実現しています。
接手は、両側面(2面)から接続可能です。使用者の環境に合わせ、使いやすい設計となっています。

H2C

SUS316L製

プレクーラー熱交換器"WEL-Cool®H2C"について

価格につきましては、ご注文数によって単価が異なります。在庫対応お問い合わせください。

オーダーメイド試作開発について

プレクーラーではなく、例えば、水素製造後のアフタークーラーでの使用を想定した熱交換器など、"WEL-Cool®H2C"とはサイズや形状が異なる、求めている性能が異なる、という場合も、「"WEL-Cool®H2C"のカスタマイズ」のほか、お客様の仕様に合わせた「ゼロからの試作開発」が可能です。

ご希望の場合は、ご希望材料、冷却水出入口温度、圧力損失、冷媒等をお知らせください。ゼロからお手伝いさせていただきます。

お問い合わせ

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